野村ホールディングス 2027年3月期第2四半期決算 上半期業績と中間配当のポイントのサムネイル画像

野村ホールディングス(以下、野村HD)の2027年3月期第2四半期決算は、上半期の当期純利益が2,493億円、前年同期比27%の増益となり、年換算ROEは13.3%となりました。

 

7~9月の第2四半期の当期純利益は1,037億円、年換算ROEは10.9%。中間配当は1株当たり35円です。

 

※上半期は2026年4~9月、第2四半期は2026年7~9月を指します。収益は金融費用控除後、当期純利益は当社株主に帰属する当期純利益です。

30秒でわかる今回の決算

  • 上半期: 当期純利益は前年同期比27%増。全部門が増益に貢献し、4部門合計の税前利益は5割増を達成。稼ぐ力が大幅に向上しました。
  • 第2四半期: 当期純利益は前四半期比29 %減。前四半期からは減収減益も収益・利益は堅調に推移しています。
  • 中間配当: 1株当たり35円で、前年同期から8円の増配です。

中間配当は1株当たり35円

野村HDの2027年3月期中間配当は、1株当たり35円となり、前年同期の27円と比べて、8円の増配となりました。

項目 内容
中間配当・1株当たり 35円
前年同期の中間配当・1株当たり 27円
基準日 2026年9月30日
配当金支払開始日 2026年12月1日

2027年3月期上半期の業績

2027年3月期上半期は、前年同期比で増収増益となりました。

上半期〈2026年4~9月〉 前年同期比
収益合計 12,942億円 25%
税前利益 3,595億円 21%
当期純利益 2,493億円 27%
EPS・希薄化後 82.97円 29%
ROE・年換算 13.3% 前年同期11.3%
主要4部門合計税前利益 3,564億円 50%

全部門が増益に貢献

全部門が大幅に増益し、4部門合計の税前利益は5割増となりました。稼ぐ力がこの1年で大きく向上しました。

ストック型ビジネスの拡大

ストック型ビジネスの拡大を背景に、安定的な収益基盤が着実に強化されています。その結果、安定収益は前年同期比で約1.6倍に成長しました。

構造改革の成果

構造改革の成果によりROEは13.3%となり、前年同期の11.3%から着実に改善されています。

2027年3月期第2四半期の業績

2026年7~9月の第2四半期は、前四半期と比べて減収減益となりました。

第2四半期〈2026年7~9月〉 前四半期比 前年同期比
収益合計 6,075億円 -12% 18%
税前利益 1,480億円 -30% 8%
当期純利益 1,037億円 -29% 13%
EPS・希薄化後 34.61円 -28% 14%
ROE・年換算 10.9% 前四半期15.4% 前年同期10.6%
主要4部門合計税前利益 1,434億円 -33% 8%

収益合計、税前利益および当期純利益は前四半期から減少しましたが、不透明な市場環境においても堅調な業績を維持しています。

出典:野村ホールディングス「2027年3月期第2四半期決算説明資料」 3ページ

税前利益・当期純利益の推移

全社業績の推移:税前利益、当期純利益1

野村ホールディングスの税前利益と当期純利益の推移を示す表。2026年3月期は、税前利益が1Q 1,603億円、2Q 1,366億円、3Q 1,352億円、4Q 1,077億円、当期純利益が1Q 1,046億円、2Q 921億円、3Q 916億円、4Q 739億円。2027年3月期は税前利益が1Q 2,115億円、2Q 1480億円、当期純利益が1Q 1,456億円、2Q 1037億円。

1. 当社株主に帰属する当期純利益

四半期ROEの推移

四半期ROEの推移

野村ホールディングスの四半期別ROE(%)の推移表。2025年3月期は1Q 8.1、2Q 11.6、3Q 11.8、4Q 8.2。2026年3月期は1Q 12.0、2Q 10.6、3Q 10.3、4Q 8.0。2027年3月期は1Q 15.4、2Qは10.9%。2030年に向けたROE目標10~12%+を達成

第2四半期の年換算ROEは10.9%となり、2030年に向けたROE目標「10~12%+」を達成しています。

※四半期ROEは、四半期単独の当期純利益を年率換算した指標です。上半期累計の年換算ROEとは対象期間が異なります。

 

出典:野村ホールディングス「2027年3月期第2四半期決算説明資料」 3ページ

主要4部門の業績と動向

以下は、第2四半期〈2026年7~9月〉の実績です。

収益合計 税前利益
部門 第2四半期 前四半期比 前年同期比 第2四半期 前四半期比 前年同期比
ウェルス・マネジメント部門 1,415億円 -3% 22% 656億円 -8% 44%
インベストメント・マネジメント部門 848億円 -14% 39% 274億円 -39% -11%
ホールセール部門 3,089億円 -16% 11% 461億円 -51% -13%
バンキング部門 164億円 7% 27% 44億円 20% 37%
主要4部門合計 5,516億円 -12% 18% 1,434億円 -33% 8%

※主要4部門合計と連結全社の数値との差異は、公式資料に記載されたその他部門・調整額などによるものです。

ウェルス・マネジメント部門

前四半期比では収益・税前利益ともに減少したものの、資産管理ビジネスの進展により、不透明な市場環境下でも高水準の業績を維持しています。ポートフォリオ管理に基づく分散投資の浸透により、中長期保有を目的とした資産への流入が拡大しています。その結果、ストック資産の純増額は過去最高となり、ストック収入も過去最高を更新しました。

  • ストック資産純増: 7,554億円
  • ストック収入: 667億円
  • ストック収入費用カバー率: 79%

出典:野村ホールディングス「2027年3月期第2四半期決算説明資料」 8~10ページ

インベストメント・マネジメント部門

事業収益は過去最高だった前四半期から減少も、運用報酬は堅調に推移しています。投資損益の減少や統合関連の一時費用などが影響し、前四半期比では収益・税前利益とも減少しましたが、期末の運用資産残高は高水準を維持、資金流入は堅調となっています。

  • 運用資産残高(ネット): 152.8兆円〈2026年9月末〉
  • 資金純流入: 4,780億円〈2026年7~9月〉

出典:野村ホールディングス「2027年3月期第2四半期決算説明資料」 11, 12ページ

ホールセール部門

グローバル・マーケッツでは、過去最高収益2を更新した前四半期から平準化するも、エクイティは引き続き高水準の収益を維持しました。インベストメント・バンキングではアドバイザリー、ファイナンス、ソリューション等の主要プロダクトで増収となりました。部門全体では前四半期比で減収減益となりましたが、ビジネス関連費用の減少に加え、継続的なコスト・コントロールにより費用を抑制しています。

  • グローバル・マーケッツ収益: 2,542億円
  • インベストメント・バンキング収益: 547億円

出典:野村ホールディングス「2027年3月期第2四半期決算説明資料」 13~15ページ

2. 比較可能な2017年3月期以降

バンキング部門

ローン残高・投信受託残高・管理資産残高の伸長や市場金利の上昇が寄与し、貸出業務や信託・エージェント業務からの収入は堅調、前四半期比で増収増益となりました。預金スイープサービスの契約件数、残高が順調に拡大し、顧客基盤と預金調達力が向上しています。

  • ローン残高: 1兆3,610億円〈2026年9月末、野村信託銀行〉
  • 投信受託残高:44.2兆円〈2026年9月末、野村信託銀行〉
  • 管理資産残高:737億ドル〈2026年9月末、Nomura Bank Luxembourg〉

出典:野村ホールディングス「2027年3月期第2四半期決算説明資料」16, 17ページ

FAQ

注記

本記事は、野村ホールディングスが公表した資料に基づいて作成しています。

各指標の定義・算定方法は出典資料に準拠し、EPSは希薄化後、ROEは年換算の開示値を掲載しています。

端数処理により、合計や増減率が表示数値からの計算と一致しない場合があります。

掲載日:2026年10月28日 

対象期間:

  • 2027年3月期上半期:2026年4月1日~2026年9月30日
  • 2027年3月期第2四半期:2026年7月1日~2026年9月30日

問い合わせ先

野村ホールディングス IR部 
電話:03-5255-1000(大代表)