2025年12月25日の創立100周年に向けて、野村グループの歴史を辿る8本の動画シリーズを「野村グループ100周年記念サイト」で順次公開しています。

揺れ動くグローバル経済のなか存在感を放っていくジャパンマネー。日本はのちに「バブル」と呼ばれる空前の好景気を迎えます。1987年、野村はユーロ債引受ランキングで世界一となり、国内では強固な営業基盤のもと躍進を続けました。しかし、その数年後、日本のバブル経済は崩壊。目まぐるしく変化する経済情勢に対応しながら、野村も変革を続けていく飛躍と激変の時代です。

シリーズ第5話「絶頂からの転落世界を動かすジャパンマネーとバブル崩壊」のみどころをご紹介します。

2度のオイルショックから大変貌を遂げた日本で野村が目指したもの

日本経済は2度のオイルショックを乗り越え、歴史上稀にみる経済パフォーマンスを上げ世界第一の債権国の道を進んでいきます。そして、金融自由化と貯蓄革命が進行し、国際化が一挙に進展するという大変貌をみせます。総合金融会社を目指し、グローバル化と日本のビジネスの拡大を同時に進めた野村の施策とは。

1987年、飛躍の年。ユーロ債引受ランキングで世界一、経常利益日本一に

野村は1981年、世界のマネーが集まる国際金融センター、ロンドンのシティに現地法人を設立。日本企業による海外での資金調達が活発になるなか、この地を舞台にグローバルビジネスを飛躍させました。そして、1987年から5年連続ユーロ債引受ランキングで世界一に。日本国内でも強固な営業基盤が力を発揮した1987年、経常利益は4937億円に達し、日本一に躍り出ます。

1990年代、バブル経済の崩壊と長期低迷期への突入

日経平均株価は、1989年末に最高値をつけた後、下落に転じ、バブル崩壊が始まります。
その過程で、証券業界では損失補填などの不祥事が発覚。野村證券も二度の不祥事により厳しい批判を受けました。社内外に「野村は生まれ変わる」という経営の強い意思を伝える必要があったため、社業再建に向けて「管理体制の整備」と「資産管理業の確立」の観点から、様々な改革を行い、「創業的出直し」を断行しました。
 

歴史動画シリーズシリーズ第5話 「絶頂からの転落世界を動かすジャパンマネーとバブル崩壊」お楽しみください!