
7月、夏休みに入った高校生10名を野村ホールディングス本社に招き、「英語でジョブチャレンジ2025」を開催しました。
これは、東京都教育委員会が主催するイベントで、都立高等学校または都立中等教育学校(後期課程)に在籍する生徒を対象に、「英語を実践的に活用する機会やキャリアプランについて考えるきっかけを提供し、世界を視野に活躍する意識の向上や英語への学習意欲の向上を図る」ことを目的とした取り組みです。
2年目となる今年は、23の企業や団体が生徒たちを受け入れ、野村ホールディングスも参加しました。
日々英語を使って業務を行っている当社社員と交流しながら、証券会社の仕事とその役割などを感じるプログラムの様子をご紹介します。

イベントをリードしたのは…
野村ホールディングス
ファイナンシャル・ウェルビーイング部
福岡友輔
まずは、プログラムをリードするファイナンシャル・ウェルビーイング部の福岡友輔が、「私は英語ネイティブではありませんので、皆さんも英語がちょっと難しそうだなと思ったら日本語で全然構いません」と挨拶。すると、緊張した面持ちの高校生の皆さんにも、少し安心した様子が伺えました。まずは互いに英語で自己紹介から。緊張もあってか最初は硬い表情でたどたどしく感じられたものの、一対一の挨拶が一周する頃には全員が笑顔に。
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- 学校も学年も違う仲間たちとの英語での自己紹介は、緊張しつつも和やかなムードで

その後は、野村ならではのプログラムが始まります。今や世界的に有名な日本企業の創業の精神などが紹介され、さらには映像で、近年起業した会社の創業者インタビューが流れると、食い入るように見つめる生徒たち。
動画視聴後は3グループに分かれ、みんなでイノベーションについて考える「イノベーションワーク」です。一人ひとりが起業家になったつもりで、自分たちの身近な困りごとを解決するアイデアを考え、それを盛り込んだ製品やサービスを生み出します。グループごとに社員がコーチ役として付き、意見を引き出すなどのサポートを行います。

まずは、自分の考えなどをポストイットにメモしてグループでシェア。コーチ役の社員がヒアリングをしながら皆でディスカッションを行います。面白いアイデアが出たのか、各テーブルでは笑い声も聞こえ、皆とても楽しそうです。英語で伝えきれないもどかしさも、互いに鼓舞し合い突破しているようでした。
そしていよいよプレゼンタイム。グループでまとめ上げたアイデアを、最後に全員の前で発表し、参加者全員で投票を行い、優勝グループが決まります。さあ、投票の結果やいかに!

イベントの最後には、実際に株式の売買取引をしているトレーディングフロアも見学。上階からフロアを見下ろしながら、テレビの経済ニュースなどで観る風景を目の当たりに、ちょっぴり興奮気味の生徒の皆さん。「あそこでは今、何をしているんですか?」と、初めて見る世界に興味深々ながら、率直な質問が飛び交っていました。

今回参加された生徒の皆さん一人ひとりが、英語で自分の意見を一生懸命に伝えよう、相手の話を真剣に聞き取ろうとする姿勢がとても微笑ましく、また頼もしく感じられたイベントでした。将来、社会に、そして世界に羽ばたいていく皆さんにとって今回の体験が少しでもお役に立てることを願っています。


元々外資系企業に興味があったのですが、野村を調べてみたら、とてもグローバルな会社だと感じました。僕はまだ将来の方向性が定まっていないのですが、金融だと経済学部なのかなと思っていたところ、今回リードしてくださった社員の方が英文学専攻だったとお聞きして驚きました。証券会社の中でも自分の好きなことや得意なことを活かして活躍できる場所があると知り、会社のイメージが変わりました。
英語は小学生の頃にフィリピンの先生から週1回のオンラインレッスンを受けていて、高校で9日間のボストンでの語学留学を経験しました。

姉が金融業界で働いていて、私も金融に少し興味があり、野村のことは有名なので知っていました。今回、一番印象に残ったのは、イノベーションのプログラムです。他の人に投資してもらうために、自分が良いと思うことをどうアピールするか。しかも英語で伝えなくてはいけなくて、難しかったけれど、チャレンジしたら教えてもらえて、英語のレベルアップにつながってすごく楽しかったです。周りのみんなは英語でどんどん喋っていたのですが、私はなかなか英語で自分の意見が言えなかったので、もっと積極的に話せたらよかったと感じました。

野村が大規模なグローバル企業ということは前から知っていたので、どんな国の人々が関わり合って仕事をしているのかなというのが気になっていました。今回のプログラムで、ビジネスの開発のためのディスカッションを、しかも英語でやるというのが、学校ではやったこともないので、とても新鮮で貴重な機会でした。ジャマイカ出身の社員の方が英語でリードしてくれて、いろんな人の意見を知れたことで、新しいものの見方などが身に付きました。自分が洗練されていくように感じられて感謝しています。
私はSNS媒体を使って日ごろから積極的に英語のコンテンツを観たり、今海外で流行ってるポップカルチャーなどに触れるようにしています。

将来、海外で仕事をしたくて、調べたら野村ホールディングスが様々な分野で海外とつながりがあって、いろんな可能性を感じました。今回参加してみて、実際に、たくさん意見が言い合える、飽きない会社だと感じました。社員の方やグループのみんなと話しながら、アイデアを出し合って一つの商品を提案する過程が楽しかったです。交渉の場では、相手のニーズを考えるのも面白かったですし、経済学にも興味があるので、とてもためになりました。
私は海外に住んでいた経験がありますが、基本的に一番重要なのは単語を学ぶこと。トライアンドエラーで話すのが一番大事だと思います。