
6月はプライド月間です。1カ月にわたり、LGBTQ+の啓発活動とコミュニティへの支援活動が世界各地で行われます。
野村グループは、「金融資本市場の力で、世界と共に挑戦し、豊かな社会を実現する」というパーパスを掲げ、その実践において多様性ある組織であることは不可欠な要素だと位置付け、インクルージョンを推進しています。 社員一人ひとりは、「Sense of Belonging」、自分らしくあることが大切にされ、尊重されるときに、野村に自身の居場所があると感じます。野村グループでは、誰もが自分らしく成長し、ポテンシャルを最大限に発揮できる環境を提供しています。
社員が自発的に活動する社員ネットワークでは、各地域でLGBTQ+への理解を深めるための啓発活動を行っています。一部ではありますが、直近の世界各地域での取り組みをご紹介します。
6月5日、世界各国の社員ネットワークが連携し、「野村のLGBTQ+ & アライコミュニティの声」をテーマにした会議をグローバルに開催します。このイベントでは、プライド月間の意義やインクルーシブな職場を築くためのアライシップ※の重要性などの意見を交わします。世界の各地域からプライドネットワークメンバーが集結し、個々の体験などを共有し、各地域の取り組みを発表します。
※アライシップ:当事者でない人が、マイノリティや弱者を支援し、擁護する行動
毎年4月に開催されていた国内最大のLGBTQ+関連イベント「Tokyo Rainbow Pride」は、「Tokyo Pride」に名称変更し、プライド月間の6月に開催されることになりました。今年のテーマは「Same Life, Same Rights」です。今年は当社が協賛を始めて10年目にあたり、多くの社員が参加します。
プライド月間に先駆けて、5月17日に名古屋レインボープライドが開催されました。パレードに参加した社員も沿道に向かって「Happy Pride!」と声援を送りました。また同日に開催されたプライドクルーズ大阪2025では、参加社員が船からレインボーフラッグを掲げ、沿道に向かってエールを送りました。


アメリカのプライドネットワークは、みずほプライドネットワークとの共催でソチ2014オリンピック銀メダリストのスキーヤー、ガス・ケンワーシー氏を招き、トークイベントを6月に開催します。このイベントでは、彼がスポーツ界での障壁を乗り越え、LGBTQ+の権利を守るためにどのように活動しているか、そして自身の影響力を使って大切に思う課題解決をどのようにサポートしているかについてお話しします。
プライド月間に先駆け、企業パートナーであるOut Leadershipとの共催で、職場でのアライシップに関するランチ&ラーニングを開催しました。このセッションでは、彼らの最新の研究結果と、職場でより良いアライになるためのアクションを学びました。

グローバルなLGBTQ+支援団体「LGBT Great」との共催でメンタリングシンポジウムを開催しました。社員のメンタリングペアが、自身の関係やメンタリングの利点について洞察を提供しました。
欧州プライドネットワークは、ロンドン日本協会のサポートを受けて映画上映会を開催。大島渚監督の「御法度」を鑑賞しました。この映画では、多様性の理解、自己表現の重要性や社会的な偏見、プレッシャーに屈せず、自分を理解し受け入れることの重要性がテーマになっています。
欧州ライフネットワークとの共催で「若者とのLGBTQ+テーマに関する自信を持った話し方」というトークイベントを5月に開催しました。約30人が参加し、興味深い会話が交わされ、大変盛況なイベントとなりました。

アジア・オセアニアでは、フラッグシップイベント「トリビアナイト」が6月25日に開催されます。今年は初めて、シンガポールと香港で2つのドラァグパフォーマンスが行われる予定です。イベントでは、音楽やポップカルチャー、数学、LGBTQ+の歴史などのカテゴリーで競争が繰り広げられます。参加者全員にはプライドネットワークのグッズが配布され、最高得点のチームにはバウチャープライズが用意されています。

シンガポールのピンクフェス2025の一環として、6月にインクルーシブキャリアフェアに参加します。野村のブースでは、インクルーシブな職場環境の取り組みについて紹介します。
シンガポールのプライドネットワークでは、毎年恒例のラブ・ア・フェアという募金活動イベントを4月に開催しました。このイベントを通じて10,000米ドルが集まり、シンガポールでLGBTQ+コミュニティ向けにカウンセリングサービスを行っているオーガチャガに寄付しました。

5月10日に、インドでLGBTQ+当事者の採用に特化したLGBT+ジョブフェア「RISE 2025」に参加しました。このイベントには、計17社が出展し、約2000人におよぶLGBTQ+の求職者が来場しました。
ポワイオフィスでは、LGBTQ+当事者の社員が自身の経験を共有するセッションが開催されます。このイベントでは、誰もが自分らしく価値を感じ、心理的安全を確保できる環境を社内外で作るために、LGBTQ+アライのメンバーにはどういったことができるかについて、当事者がポワイと日本での経験を含めたストーリーの共有や、実用的なツールを紹介します。
LGBTQ+コミュニティや、真にインクルーシブになるために知っておくべき重要な用語をランチをとりながら、クイズ形式で実施します。