皆さんは、野村グループが半世紀以上にわたり、日本やアジアの株式・債券の魅力を世界に発信していることをご存じですか?
本日は、その取り組みのひとつである「Revisit Japan」の活動について、参加メンバーにインタビューしました。

Q. 「Revisit Japan」とは何ですか?

日本市場の魅力を海外の投資家に伝え、海外から日本への投資を促すことを目的とした活動です。

具体的には以下を中心に行っています。

  • 海外機関投資家を訪問
  • レポートの発行やウェブキャストの配信を通じて、全業種の投資アイデアやマクロ経済の動向を「日本経済の新潮流」というテーマでまとめて投資家に発信

Q. 「海外機関投資家に伝えている日本株の魅力は何ですか?

東京証券取引所が企業に対しPBR(株価純資産倍率)の改善要請をした出来事などをもとに、日本企業の値上げや賃上げといった動きやデフレ脱却に伴う日本株の上昇期待が一過性のものではなく、中長期的に持続力がある点を魅力として伝えています。

Q. これまで訪問してきた国を教えてください。

欧州、米州、アジア、カナダ、中東などさまざまな国にアプローチしてきました。

中でも中東は、海外投資家の日本株に対する注目の高まりを感じていた際に、潤沢な資金がありながらもまだ本格的に日本株に投資していないという点で注目していました。

そのような中、昨年、日本株ストラテジストとしては20年ぶりに訪問する機会がありました。

訪れた際には、さまざまな質問をいただき、日本株への関心度の高さを感じました。

日本株に注目し始めたばかりということもあり、「実際に日本へ行き、日本経済を自分たちの目で確かめたい!」と話す方も多くいらっしゃった印象です。

Q. 特に印象に残っている海外機関投資家の反応があれば教えてください。

今年に入ってから、これまで日本のデフレ脱却に懐疑的だったベテラン投資家の姿勢が変化していると感じています。

そのような中で、40年近く日本株を見ているベテラン投資家の「バブル崩壊以降、幾度もデフレ脱却にチャレンジしては、結局逆戻りする日本経済を見てきた。しかし、今回の変化は本物だと感じる」という言葉が、特に印象に残っていますね。

Q. これまでの活動を通しての成果を教えてください。

実は「Revisit Japan」という言葉には

  • 日本を再評価して日本市場に投資してほしい
  • 実際に日本に来日してほしい

という2つの意味が込められています。

野村からの訪問がきっかけとなり、より前向きに日本への投資を考え、景況を実感するために日本に足を運んでくださる方もいて、活動の成果が出ているなと感じています。

 

引き続き有効なアプローチを行い、多くの海外機関投資家と接点を持つことでビジネスの拡大にまい進していきたいと思っています。