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社員インタビュー #6
企業価値向上を目指して新しい取り組み推進中! 野村ホールディングスIR部

昨今、日本の金融市場に対する国内外からの注目度が高まっています。
今回は、株主や投資家などのステークホルダーに向けて、野村グループの戦略や業績を発信しているIR部(インベスター・リレーションズ)にお話を伺いました。

サマリー

  • 野村グループの戦略や業績をわかりやすく発信し、ステークホルダーの理解浸透を通じて、野村の企業価値向上を目指す
  • 投資家から頂いたご意見を社内に還元し、発信する内容の充実やマネジメントの意思決定に資することを目指す
  • 2024年度からは陣容を拡大し、戦略的に新しい様々な活動を実施

最大のミッションは投資家との双方向のコミュニケーション

野村ホールディングスのIR部は、当社の株主や投資家などの外部ステークホルダーに向けて、野村グループの戦略や業績を分かりやすく発信しています。具体的には、四半期毎の決算情報をプレゼンテーション形式でかみ砕いて説明したり、野村グループの戦略や財務・非財務情報をNomura Report(統合報告書)にまとめて発信したりしています。また、年2回の野村グループ戦略説明会や個人投資家向け説明会も開催しています。こうしたさまざまな資料や対話の機会を通じて、投資家のみなさまと双方向のコミュニケーションをするのがIR部の最大のミッションです。外部ステークホルダーに野村グループの業績や将来のビジョン、資本政策に対する理解を深めていただくことで、野村グループの企業価値向上を目指しています。

2024年度からは新たな活動も始動

2024年4月にIR部の新体制がスタートし、陣容も拡大しました。ビジネス部門で業務経験を持つ部員や、他社で経験を積んだ部員など、多様性に富んだ組織になっています。日本の金融市場に対する国内外からの注目度が高まるなか、野村グループへの関心も高まっており、今期は国内外の機関投資家とのミーティング機会を戦略的に増やしています。

具体的には、投資家やセルサイド・アナリストに野村のビジネスについて理解を深めてもらうため、各部門のビジネスリーダーが野村グループのビジネス戦略や取り組みを紹介する、オンライン形式のスピーカーシリーズを開催。他の金融機関が開催するカンファレンスにも積極的に参加しています。また、機関投資家からいただいた建設的なご意見をマネジメントだけでなく、各ビジネス部門の企画部署にも広く伝えています。各部門でも投資家の声を理解することで、投資家目線を意識した情報開示や、部門戦略の策定に役立てています。

個人投資家向けの投資セミナーや資産運用フェアにも積極的に出展し、投資家と直接コミュニケーションを図る機会を増やしています。

IR部員の業務を教えてください

IR部は比較的小さな組織なので、各人が広くさまざまな業務に携わっています。決算発表後のアナリストや機関投資家ミーティングの質疑応答をはじめ、決算資料の作成では各人が一つ以上のビジネス部門を受け持ち、ファイナンス部門から提供された決算データをもとに部門と連携し、効果的な見せ方を考えた説明資料やトーキング・ポイントを作成しています。また、グループ会社とともに、奥田健太郎グループCEOが野村グループの強みや戦略を著名人と対談形式で語る個人投資家向け説明会などの企画もしています。

業務で意識していることは?

私たちが取り扱う情報は、伝え方によって株価や投資家の評価に大きく影響を与えます。そのため、野村グループの戦略や業績をわかりやすくかみ砕いて投資家へ説明するよう心がけています。例えばただ数字を伝えるだけでなく、その背景にある中長期的な取り組みや課題などもお伝えできるよう、言葉選びやニュアンスなどに細心の注意を払っています。また、個人投資家向け説明会では、野村グループの基礎的な情報から、成長戦略や株主還元まで、個人投資家が関心に情報を発信するなど、投資家の関心に寄り添った開示資料の作成や対外的な発信を行うように意識しています。

今後の目標を教えてください

IR部での新しい活動をどんどん推進していきたいです。また、個人の目標として、自分が担当する部門以外も含めた野村グループの全体についての理解をさらに深め、機関投資家とのミーティングなどで会社全体のことについても自信を持って説明ができるようになりたいと思っています。日本の金融市場に注目が集まっている今、IR部がよりプロアクティブに活動することで、野村グループの企業価値の向上に貢献していきたいです。